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認めざるを得ない

ついに、この時が来てしまった。

 

思い起こせば、七年前、期待と不安を胸にメガロポリストーキョーへやってきた4月。

 

急に発熱し、咳が止まらなかったあの時。

 

ゴールデンウィークの真っ盛りに、レントゲンを取り、職場の近くの怪しげな病院のおじいちゃん先生に、「風邪をこじらせた気管支炎じゃよ」と、言われたあの日から、運命は決まっていたのかもしれない。

 

いや、そのもっと前から決まっていたんだ。

 

もともと、その気配はあったじゃないか。

 

母は毎年この季節になると風物詩のように電話をかけてきて、例のイントネーションで「あんた、だいじょぶかい」と、尋ねてきただろう。

 

母は誰よりもワタクシの体質を知っていた。だから、コンクリートジャングルトーキョーで暮らす娘の身を案じていたのだ。

 

ワタクシもその親心、しかと受け止めて、策に策を重ねてきた。できる範囲で。

 

まだその敵の姿は見えないのに、かなり神経質にここまできた。

 

もはや、敵をみることもなく、ここまできた。

 

あれに打ちひしがれる友や妹、仲間たちの姿を見てきたからこそ、己の勝利を確信していた。

 

 

 

しかし、今年。

 

ワタクシ、サーティーを迎える、今春。

 

トーキョーにきて、七年。約2550日。

 

やつは、忘れた頃にやってきた。

 

のどに違和感を感じたのは3月のはじまり。ホコリを飲み込んだようないやなかんじ。

 

風邪だと思った。

 

そして、咳が止まらない。

 

 

 

しかし、熱は出ない。体調もさほど悪くない。

 

ワタクシ、3年前の夏、咳喘息になってアバラ折れてるから、咳を侮ってはいけないことを知っている。

 

止まらない咳、奪われる体力、崩壊する腹筋。

 

最後に訪れるのが、肋骨骨折。

 

あれはしんどい。どうにもならない。

 

わらうな、うごくな、咳するな。

 

って、無理なことばっかり言われるし、なおらん。

 

 

 

そんなわけで、日曜日病院。

 

鬼のように混雑。

 

まってまってまって、診察。

 

症状を話すと「あー、アレルギーですねー」とな。

 

ほほう。知ってる。アトピーだもん。

 

「今の時期だと、ホコリか花粉かな?」

 

多分ホコリでしょうよ。アトピーもひどくなるもん。

 

鼻も、目もヘーキ。だから、花粉症じゃない。薬出される。

 

しかし、止まらん。咳。

 

そして、本日マックスに無理。吐き気をもよおすほどに。咳。

 

限界を感じてついにアレルギー科を受診する。

 

アレルギー検査を希望した。診察を受けた。

 

検査結果は一週間後。

 

だが、診察を受けてはっきり言われる。

 

「花粉症ですね」

 

はい。

 

もう認めざるを得なかった。

 

なぜなら、咳が止まらないのもさることながら、顔中がかゆい。

 

鼻水もでる。

 

これだけの状況証拠が揃っていて、そして苦しい。

 

Hello 花粉症

 

Goodbye 穏やかな春の日々

 

 

 

2014年、春。

 

ワタクシと花粉の戦いは、ワタクシの敗北によって幕を閉じた。

 

それは同時にワタクシの花粉症生活が始まったのでした。

 

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